祇園祭「太子山」会所TAISHI-YAMA, Gion Festival, Kyoto
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祇園祭(ぎおんまつり)太子山(たいしやま)。聖徳太子が四天王寺を建立するために良質の杉材を求めて山に入り、見つけた霊木で六角堂を建立した故事にまつわる。ご神体は少年時代の聖徳太子・真木はこの山のみ杉を使用。 |
太子山の会所は、綾小路通を油小路通で下がったところの東側。宵山の中心部からかなり外れていますので喧騒はありません。ゆっくり見学できます。でもにぎわっていますね。
会所の向いは京都市登録有形文化財・秦家住宅です。「奇應丸」が目印。元禄年間に創業した薬屋さんです。
道路の真ん中に太子山、もちろん歩行者天国になっていますので道の真中に構えても大丈夫。
大量の提灯を専用の大きな缶から取り出して山に取り付け中。
雨に濡れないよう、ビニールの雨よけをかぶせながら取り付け。
会所に入ってみましょう。ご神体の聖徳太子像は一番奥、白幕の後ろ、飾り席ではよく見えませんね。左に金色に輝く織物は胴掛「金地孔雀唐草文インド刺繍」。
右の赤い織物は前掛、1775年作の「阿房宮図」
会所の前には赤い毛せんのベンチが置かれていて、歩き疲れたみなさん、休憩中。太子山は中心部から最も外れたところにあるんですね。宵山に会所巡りしていると、暑さと歩き疲れで、座れる場所があるとホッとします。
ここからの写真は巡行時のもの。明るい日差しのもと、懸装品にズームしました。
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