鷹山の再建が始まりました。2014年に鷹山囃子方が結成され、2015年5月に「鷹山保存会」を設立されました。2022年の巡行参加を目指しています。山の完成を待たず、2019年には唐櫃で巡行に参加しました。その様子をご紹介しましょう。
後祭巡行のくじ取らず10番目に御旅所のテントの前にやってきた鷹山の唐櫃巡行です。整列して御旅所の御神体に二礼二拍手一礼です。150年ぶりの感慨深い参加ですね。
御旅所へのお参りを終えて再び動き出しました。
唐櫃に続いて日和神楽に使われる台車とお囃子が続きます。
山の再建に先立ち、お囃子方が結成され、今日は一般に初公開です!
鷹山の巡行列が寺町通のアーケードに入っていきます。
最後尾の大きな荷車に唐櫃?茶櫃?がたくさん載せられて続きます。鷹山の三体の御神体が中に収められているのでしょうか。予定では2022年には山が完成して巡行に参加するそうです。予定通りの完成が待たれますね。南観音山ほどの大きさの大型曳山だそうです。
こちらは祇園祭の開催期間中、京都駅に掲示されていた鷹山の完成予想図です。立派ですね。
鷹山の会所は、烏丸通から三条通を西に入り、室町通を超えて左手の「大学堂」というめがねやさんです。さっそく入ってみましょう。(取材時の会所です。現在は斜め向かいに移転しています。)
正面に三体のご神体、それぞれ特徴がありますね。
中央の人形。手前に盛られたチマキをひとつ手に持って、おいしそうに食べようとしています。背中には樽を背負っています。「樽負い」。かつてはチマキをもった手がカラクリになっていて、チマキを口に持っていったそうですよ。
左は「鷹匠」、在原行平がモデルだといわれています。
右の人形は赤い紐をもった人。
下を見るとわんちゃん。「犬飼い」です。
なお、鷹山は現在、休み山です。山鉾巡行には参加しません、山が再建されるまでは。
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