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「三十三間堂・通し矢・大的全国大会」撮影 2010年1月17日
Tooshiya - Archery competitions at Sanju-sangendo - Jan. 17, 2010
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通し矢の起源として、1156年頃、熊野の蕪坂源太という者が京都蓮華王院(三十三間堂)の西側軒下120mを射通したのが始まりと言われる。江戸時代以降は競技として盛んに行われ明治まで続いた。現在は1月中旬、三十三間堂西側の広場を使って、その年に成人を迎えた弓道有段者が全国から集まり、通し矢とは半分の距離(60m)の遠的競技として「大的大会(おおまとたいかい)」行われている。 |
今年は1月17日に実施されました。全国から2,000名の若者が集まり、午前中は男子、午後は女子の競技が行われます
堂内では「楊枝のお加持(やなぎのおかじ)」がおこなわれています。我が家は、まず今年1年間の無病息災を祈って楊枝のお加持を受けました。
競技を待つ選手達。左のテントは選手控所です。
「楊枝のお加持」を受けた後、三十三間堂の西側軒下(もともと通し矢が行われていた場所はこの廊下です)で大的大会を観戦できます。
ここから、
60m先のこの的を射ます。
日本一を決める決勝戦を待つ選手たち。女子選手は晴れ着に袴、華やかですねぇ。
競技に使った矢はこの「矢返し箱」に返されます。選手は自分の矢をここで回収します。右の選手は今年女子の部の優勝者。
15時30分、すべての競技が終わりました。
競技を終わって帰路につく選手たち。七条通はこのような姿の皆さんで埋め尽くされます。なんせ、全国から2,000人の弓の名手が集まるのですから。
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