法然院は春と秋の2回、伽藍内の特別公開が実施されますが、秋の公開に合わせて訪問しました。
今年は紅葉が遅いようですね。まだ色づき始めていません。山門手前、ふたつの台形状の白砂は「白砂壇(びゃくさだん)」、間を通ることによって身を清めます。
今日は伽藍内を拝観します。玄関の左手入口で受付、御朱印帳への記帳もお願いしました。
堂内は撮影できませんが、庭に向かっての撮影はOKでした。本堂に向かう廊下。
伽藍内には様々な宝物が展示されており、それぞれ説明員が付いて解説されていました。
方丈庭園です。中央に三尊石を配置した浄土庭園です。方丈の広縁からの眺め。解説員の説明を聞き入る見学者。
こちらは中庭。効果的に灯籠と踏み石が配されています。正面は茶室。
「椿の庭」ですが開花にはちょっと早い。
書院から西を眺めると吉田山が望めました。法然院は吉田山とほぼ同じ高さにあるんですね。
紅葉している株も少しだけありましたよ。
ご住職の法話も聞くことが出来、仏教に対する理解が一歩進んだ気がしました。「愛は地球を救う」ではなく「愛が戦争を起こす」が仏教の考え方、だからすべての愛(欲望、こだわり)を捨てるのが仏の教え、という説明を聞いて目から鱗が落ちました。
もうひとつ、「阿弥陀」の語源について。「弥陀」は meter(metre) 、測るという意味。サンスクリット語はインドヨーロッパ語形だから英語もラテン語も同じ。最初の「阿」は否定の接頭語 um。よって「測ることが出来ない」ummeasurable 転じて「無限」を意味する、という説明でした。「ことば」の成り立ちってホントに面白いですね。
「法然院」の場所はこちら。哲学の道のほぼ中央、山手(東)に向かって登ったところです。
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