「立山黒部アルペンルート」のうち、黒部ダムから大観峰までのルートを写真とともにご紹介します。扇沢からのトロリーバスを降りて、雄大な黒部ダムを眺めたあと、黒部ダムの堰堤を立山側まで歩くとトンネルの入口があります。ここが「立山ケーブルカー」の「黒部湖駅」です。(扇沢から黒部ダムまでの紹介記事はこちらを御覧ください。)
ケーブルカーは全線が地下トンネルは日本でここのみ。標高差373mを5分間で登ります。午後もかなり遅い時間の乗車だったため、直近の便に乗ることが出来ました。昼間は「何回待ち」となるようです。写真は「黒部平駅」に到着したところ。すごい傾斜ですね。
次に、「立山ロープウェイ」に乗り換え。繁忙期でなければ連絡はスムースです。80名乗りのロープウェイは7分間で488m登ります。
このロープウェイの特徴は、途中に柱が1本もないこと! 出発して、ぐんぐん高度を上げていきます。振り返ると後立山連峰の赤沢岳(左)と針ノ木岳(右)、その下にダム湖である黒部湖が横たわっています。
針ノ木岳(右の尖ったピーク)をズームしました。標高は2,821m。左はスバリ岳 2,752mです。
「大観峰駅」に到着です。
展望台に上がり、周囲の山々を眺めます。北西方向は、手前から鹿島槍、五竜岳、唐松岳です。
展望デッキで、針ノ木岳の黒部湖をバックに記念撮影。
南西方向です、大観峰からは「一ノ越」経由で立山に登ることが出来ますが、ハイマツが茂ったためか、最近ここを歩く登山者が少なくなったためか、ルートが不鮮明です。尾根の最も低い部分が一ノ越、目を凝らしてみると、うっすらとルートが見えます。
1979年に私が歩いた時のなつかしい写真です。この頃はルートが明瞭でした。ほぼ水平に伸びる道が大観峰から一の越までのトラバース道。下に下る道も見えてますが、これは黒部湖までの下山ルート。1981年に歩きましたが、誰ひとり出會わず、また倒木だらけの寂しい道でした。現在は廃道になっているかもしれません。
雄大な眺めに別れを告げ、下りのロープウェイに。乗ったのは3家族のみでした。
西日を浴びながら下山です。ロープウェイのほぼ中間地点。
ケーブルカーに乗換えです。
ダムに到着。午後5時を回るとさすがにダムの堰堤には誰も居ません。この景色を独り占め!
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