入笠山(にゅうがさやま)は赤石山脈の北端に位置し南アルプスの前衛の山、標高 1,955m。山頂近くまでゴンドラが通じているため比較的楽に登頂できる。山頂から360度の見晴らしは素晴らしい。 |
行程
日程 2020年1月3日
登頂メンバー Zaucat, Yoshicat. Hide 早朝 富士見パノラマリゾート着(標高 1,050m) ゴンドラにて山頂駅へ 10:50 ゴンドラ山頂駅から登山開始(標高 1,780m) 12:30 入笠山 山頂(標高 1,955m)休憩 25分 13:15 マナスル山荘にてランチ 休憩 75分 15:10 ゴンドラ山頂駅に帰着 |
写真集 - Photo Album
2020年の初登山として入笠山に登りましたのでレポートします。Zaucatsとしましては雪山初登山でありまして、装備をすべて揃えることは出来ず、アウターパンツはスキーズボンで代用しましたが、入門コースですので特に問題なく山頂を踏むことが出来ました。
<富士見パノラマスキー場のゴンドラで楽ちん>
正月三が日の行楽地ということで登山口の「富士見パノラマリゾートスキー場」は大賑わい。大きな駐車場は全部で5つあるのですが、チケット売り場からかなり離れたところの第4駐車場に車を停めることになりました。
ゴンドラのチケット売り場に着いてみてびっくり、大行列です。数10分並んでチケットをゲットしたときには行列は短くなっていて、一番込み合う時間帯に並んだようです。アンラッキー!
富士見パノラマリゾートスキー場の下部を横切ってゴンドラ乗り場に向かいます。今年は予期が少なく年末のオープンが危ぶまれていましたが、なんとか間に合ったようですね。でもいくつかのコースは雪不足のためにまだオープンできないようです。
ゴンドラ「すずらん」の乗り場です。標高1,050mの「山麓駅」から標高1,780mの「山頂駅」までを10分で結びます。
待つことなくゴンドラに乗車。6人乗りです。
中級のシーダーゲレンデを見下ろしながら、ゴンドラはぐんぐん高度を上げていきます。
<山麓駅からマナスル山荘まで>
「山麓駅」に到着。さぁ、ここからチェーンスパイク(アイゼン)を登山靴に取り付けてスノートレキング開始です。アノカラ山の林を抜けていくコースもありますが、レストハウス横の車道から入笠湿原に直行するコースをとりました。
歩き始めて数分でひとつめの分岐点は電波塔です。車道を左折して入笠湿原に向かう遊歩道に入ります。
3分ほどで「入笠湿原」の入り口。広い湿原(今は雪で覆われている)まで下ります。
鋭いアイゼンを付けての木道歩行は傷つけてしまいますので雪の上を歩きます。
下ったところに「山彦荘」がありますが冬季は営業していません。なお、となりにトレッカーのためのトイレがありますが、こちらは利用できるようです。
10分ほど登ると「マナスル山荘」です。入笠山に登ったあと、帰路に立ち寄ってランチする予定ですので、ここは通過。
<マナスル山荘から入笠山山頂へ>
マナスル山荘から入笠山の山頂までは中程度の勾配の登りです。急登というほどではありません。
薄く雪をかぶっていますが、その下はアイスバーン、ガリガリに凍結していますのでスノーシューではきびしい。チェーンスパイク(アイゼン)を持参して正解でした。
途中に分岐点があります。右に進むと「岩場コース」、左に進むと「岩場迂回コース」。所要時間も変わらないし安全ルートを、ということで左に進みました。
マナスル山荘を通過して35分程で頂上に到着です。平らな広場になっていて、すでに多くの登山者が集っていました。
登頂記念に「ハイチーズ!」。 なんと、偶然ですが、11月に天狗岳・硫黄岳に登ったときにお会いした方に再会しました。今回も記念撮影のシャッターを押していただきました。
<山頂からの景色>
北西の方角は諏訪湖。手前の雪に覆われた牧場には2019年1月に登った時(Hide君)にはシカがたくさんいました。
北の方角は八ヶ岳。残念ながら山頂部は雲に覆われています。裾野は広大ですね・
西を眺めると富士山。
少しだけ顔をのぞかせた蓼科山(左)と北横岳(右)。次の雪山挑戦は北横岳でしょうか。
<下山>
山頂で25分間の休憩ののち下山しました。スノースパイクでしっかりアイスバーンを踏みしめて、小走りで下山。
途中で小さなワンちゃんとすれ違いました。ソックスを履いて山頂を目指しています。
入笠山はワンちゃん同伴登山で有名なんですね。他にも多くのワンちゃんに出会いました。マナスル山荘は犬同伴で宿泊できるのだそうです。ゴンドラ乗り場には「犬 往復500円」と運賃が表示されていました。
マナスル山荘に到着。ワンちゃんがいっぱい!
マナスル山荘でのランチの様子は別のページで詳しくご紹介しますね。
2時過ぎまでゆっくり食事と休憩したのち、さぁ下山。入笠湿原まで下りてきました。
今年は雪が少なく木道が見えていますが、本来この時期は全面真っ白な入笠湿原です。これはこれで遠近感があって良い構図ですね。木道の右に小さく見えるのはHide君と zaucat です。
さぁ、ゴンドラでひとっ飛び!
ゴンドラから眺めた富士山。夕日に照らされています。
今回は zaucat と yoshicat にとって初の雪山でしたが、すでに何度か登ったことのあるHideくんの指導とガイドのもと、無事、入笠山の登頂を果たしました。「登頂を果たす」という言葉を使うほど大げさな山ではありませんでしたが。登り、下り、ともにほぼコースタイムで、また寒さ対策もOKでした。
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