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【上高地】(かみこうち)、長野県、中部山岳国立公園にある景勝地。国の文化財に指定され入山期間は制限されている。槍穂高登山のベース。
【穂高岳パノラマコース】上高地・徳沢の先、新村橋から屏風のコルを経て涸沢カールに至るコース。穂高岳から槍ヶ岳までの稜線と涸沢を見下ろすことができる絶景コース。 【屏風の耳】(びょうぶのみみ)、横尾から涸沢カールに至るコースの途中にある巨岩「屏風岩」の頂上。 |
行程
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山行記 初日
<大正池から河童橋まで>
槍穂高の登山ルートの中で抜群の眺望を誇る「パノラマコース」に挑戦しました。甚大な被害をもたらした台風19合の直後でしたので入山日までの交通機関の復旧が危ぶまれましたが、なんとか長野新幹線は無事でした。今回は長野まで新幹線利用、その後はバスの利用で上高地に入りました。(Hide君レポート、Zaucats代筆)
バスを大正池で下車しました。大正池(梓川)の前には大勢の観光客。台風の影響をまったく感じさせませんね。
大正池から穂高の眺め。昔に比べてホントに立ち枯れの木が少なくなりましたね。
焼岳です。
河原に珍客が現れました。最近、上高地のニホンザルが話題になることが多くなっています。
上高地のニホンザルたちは調査の対象となっていて詳しくレポートされています。雪に閉ざされる上高地の冬は零下20度以下となることもあり過酷な越冬を強いられますが、例外的な高山越年のサルとなっているようです。もちろん餌付けされていません。もしお猿さんたちに遭遇しても「近づきすぎない、目を合わせない、餌をあげない」を守るようにとのことです。
河童橋までのウォーキングをスタート。途中、田代橋を経由します。
田代湿原から眺める穂高の峰々。
散策路を進んでいたところ、先行者がいることにふと気づきました。
途中で休憩を取りながら、一定の距離をおいて先導してくれています。背中ボリボリ、、、
木道の上も。
川沿いの道も。
ついに田代橋まで同行してくれました。橋の上にはおおぜいの撮影隊。ここで被写体になってお別れ。
<河童橋から明神へ>
引き続き、散策を続けます。田代橋から少し進んだところは「中ノ瀬園地」、川幅が広くなり見通しが良くなります。
河童橋が近づき、穂高と岳沢も正面から眺めることができるようになります。
上高地バスターミナルに到着。「観光センター」の2Fから穂高の眺め。手前の建物は「上高地インフォメーションセンター」です。
河童橋は相変わらず賑わっていますね。梓川の南岸散策路を明神に向かいます。
梓川の支流「清水川」の清楚な流れ。
清水川の橋を渡ったところが「上高地ビジターセンター」です。上高地の自然に関するさまざまな資料が展示されています。
「小梨平キャンプ場」、テントの数が少なめですね。
明神に到着です。今日の行程は徳沢までですが、時間に余裕があるので明神池まで行ってみたいと思います。
<明神散策>
以前に宿泊したことのある「明神館」です。最近、上高地の宿は高級化志向?ですが、明神館もそうかな?
明神岳を正面に見ながら明神橋を渡って明神池に向かいます。橋と明神のピークが一直線上になるように設計されていますね。
橋を渡って左に向かうと「山のひだや」、さらに進むと伝説の「嘉門次小屋」があります。ウェストンのガイドを務めた上條嘉門次が開きました。(zaucats:以前に一度宿泊したことがある懐かしい山小屋です。中は一部屋。囲炉裏を中央に、周りに布団を敷いて寝る古きスタイルでした。夕食は熊鍋、食後はみんなで歌声喫茶でした。今は宿泊営業はしていません。)
明神池に祀られている神社は「穂高神社」の奥の宮です。御祭神は穂高見命、日本アルプスの総鎮守です。
桟橋で池の中央に出て拝みます。
あれ? 以前は桟橋の先端には何もなかったのに、今はミニ拝殿ができています。ま、いいか。山行の安全を祈願して拝みましょう。
これに向かって拝むのですが明神岳山頂ではありません。明神東南稜の末端ピークです。
神社の神事で使われる船の先端に取り付けられる竜神と鳳凰が社務所に飾られていました。
明神橋と梓川の清らかな流れ。
<徳沢へ>
散策路に戻り徳沢に向かいます。明神は徳本峠に向かう登山口でもあります。
徳沢への散策路。
徳沢の少し手前、前穂高岳の眺め。岳沢側から見る前穂高とはまったく異り、荒々しい表情ですね。
徳沢付近の梓川のパノラマ撮影。前穂高を正面に梓川の下流(左)から上流(右)まで180度の撮影です。
今日の宿泊先「徳沢ロッヂ」に到着しました。急いだので明神から35分ほどでした。
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