八ヶ岳「編笠山 登山記」

2019年7月6日 撮影
AMIGASAYAMA in Yatsugatake, JAPAN - July 6, 2019


行程 - Itinerary

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登頂メンバー Hide、友人
2019年7月6日
 08:30 富士見高原 登山口 発(1,370m)
 11:30 編笠山(2,524m)(滞在40分)
 12:30 青年小屋(2,400m)(滞在25分)
 14:00 西岳(2,398m)(滞在15分)
 16:00 登山口 着


登り

八ヶ岳連峰の南端「編笠山」に登りました。早朝、自宅を車で出発、中央高速を利用して「富士見高原」の登山口に車を停めます。小淵沢インターからも近いのでアクセスは良好ですね。今回は梅雨の真っ只中の登山ですので山頂からの眺望は神頼みです。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆)

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ゴルフ練習場の脇から登山道は始まります。最初は樹林帯の中、ハイキングコースのような登山道です。編笠山は茶碗を伏せたような穏やかな山容、山梨県と長野県富士見町の間にあります。日帰り登山ができ、コースも安全なので初級者に人気の山です。

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ほどなく「盃流し」と呼ばれる沢が現れます。一枚岩の上を流れる清流に酒坏を浮かべ、流れる間に句を読むという貴族の遊びが行われたのだとか。沢には立ち寄らず登山を続けます。

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登り始めて1時間ほどで古跡「臼久保岩小屋」(標高 1,780m)が現れました。そのむかし、修験者や狩猟者が使ったという岩の洞窟です。

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標高2,000mを超えるあたりから徐々に大きな岩が現れます。そし徐々に岩の登山道になっていきます。

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山頂直下のがれ場です。最後のひと登り。まもなく山頂です。

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山頂に到着。編笠山はこんもりとした形ですので頂上部は広くなだらか。

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山頂からの眺め

編笠山山頂から北西のながめです。右手前の三角形の山は西岳、そして眼下に諏訪盆地の広がり。

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正面の彼方、雲の上に山並みが見えます。ズームし、色合いを加工するとクッキリ見えました。穂高連峰と槍ヶ岳。

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ふもとは茅野市から諏訪市にかけて見渡せます。諏訪湖も右奥に見えています。

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他の方角は雲に覆われ、残念ながら見えませんでした。八ヶ岳の主峰、赤岳や権現岳が見えるはずでしたが。


青年小屋から西岳へ

編笠山を下山し、次の目的地、西岳に向かいます。いったん北に向かって広々とした斜面を下ると、すぐに「青年小屋」です。真下に青い屋根が見えています。この下りは本来、正面に権現岳が見えているはずなのですが、あいにくガスの覆われて見えません。

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「青年小屋」は「遠い飲み屋」としても知られている南八ヶ岳のオアシスです。編笠山の山頂直下120m、編笠山の裾に位置し、権現岳に向かう登山ルートの途中です。

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小屋のご主人の人柄に惹かれてリピーターが耐えないそうです。今回は宿泊しませんでしたが、落ち着く広い食堂での夕食後はお酒を囲んで(飲み屋!、ボトルキープもできる!)小屋のご主人と山談義が始まるそうです。

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小屋で休憩後、西岳に向けて出発。いったん下り、鞍部から登り返します。小屋から1時間ほどで西岳山頂です。

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西岳の山頂です。編笠山と同様、なだらかな山頂です。ガスが少し晴れてきました。

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ガスが晴れました。権現岳(左)と編笠山(右)です。鞍部に青年小屋が見えています。そのうしろに三ツ頭が見えているはずなのですがガスの覆われて見えません。赤岳方面も同様に見えませんでした。

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いずれ登りたい権現岳をズームで。青年小屋から1時間40分ほどです。

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下山

富士見高原の登山口に向けて下山します。途中、編笠山のながめです。

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ふもとは富士見町、対面する山は南アルプスの北端「入笠山」です。中央本線や中央高速道路を挟んで、富士見パノラマリゾートのスキー場やゴンドラも見えていますね。(雪の入笠山登山レポートはこちら

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下りは樹林帯の中のよく整備されたルートです。登山口まで約1,000mの下山に要する時間は2時間弱でした。

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途中に「不動清水」がありました。なんでも、かつては信仰の山として登られており、この付近に不動明王が祀られています。「長命水」など水場が多く、清水を補給することが出来ます。

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見つけた高山植物

今回の山行途中に出会った花などをいくつかご紹介します。これはきのこの1種でしょうか。シロソウメンタケ? いや、ギンリュウソウのつぼみのようですね。別名ユウレイタケ。

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これはコイワカガミですね。可憐な花。

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これもイワカガミ(イワウメ科)。花弁が落ちたあと、ガクが残っています。葉に光沢があるので名称の由来になっています。

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青年小屋の近くで出会った大輪の白い花はオオバセンキュウ(セリ科)ですね。小さな花が密集しています。

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