北横岳(きたよこだけ)、北八ヶ岳連峰の北部に位置する。北峰は標高 2,480m、南峰は 2,471.6m。南に位置する縞枯山とともに「縞枯れ現象」が見られ絶景。 |
行程
日程 2018年8月某日
登頂メンバー ヒデ君、友人 10:00 北八ヶ岳ロープウェイに搭乗(1,771m) 10:10 ロープウェイ山頂駅を出発(2,237m) 10:50 北横岳ヒュッテ(休憩) 11:30 北横岳南峰(2,471,6m) 11:37 北横岳北峰(2,480m) 12:50 ロープウェイ山頂駅 着 |
写真集
北八ヶ岳にある横岳(通称:北横岳)は、ロープウェイを使って比較的楽にアプローチできる山です。登頂した様子を写真でご紹介したいと思います(今回はヒデ君レポートです。Zaucats代筆)
最初の写真は「北八ヶ岳ロープウェイ」の山麓駅です。これを使えば「坪庭」のある標高2,237mまでは7分間、あっという間です。20分間隔で運行されていますが、混んでくると増便されますので待たされることはありません。以前「ピラタスロープウェイ」と呼ばれていたころ利用したことがあって、今回は2度目です。
ロープウェイの山頂駅を出ると「坪庭」です。ここは標高2,200mに広がる高原の自然公園。北横岳と縞枯山の鞍部に広がり一周1時間弱の散策路が設けられています。北横岳へは散策路を通り抜けて進みます。
針葉樹がポツポツと立ち並ぶ広大な坪庭(明るいグリーンに見えるエリア)の向こうに見えるなだらかな山は縞枯山です。標高は2,403m。
左に見えるのが目指す北横岳です。歩きやすい坪庭の遊歩道をぐんぐん進みます。
20分ほどで坪庭を抜けると樹林帯の登山路が始まります。
少し登ると視界が開けました。針葉樹の枝の左下にロープウェイの山頂駅が見えています。左のなだらかな山は縞枯山、そしてそのむこう、かなたに南八ヶ岳の峰々が見えてきました。
途中の山小屋「北横岳ヒュッテ」に到着しました。小休止です。ここまでロープウェイ駅から40分です。
山頂まであと一息です。登山道はよく整備されています。
山頂直下、南八ヶ岳がすばらしい展望です。手前から、坪庭、縞枯山、南八ヶ岳、すべて見渡せます。
南八ヶ岳を望遠撮影。左から、なだらかな硫黄岳(2,760m)と横岳(2,829m)、八ヶ岳の最高峰「赤岳」(2,899m)、三角形の阿弥陀岳(2,805m)です。さらに権現岳(2,715m)、編笠山(2,524m)へと連なっています。赤岳は以前にファミリー登山した思い出の山です。
北横岳の南峰山頂(2,471,6m)に到着です。標高はそれほど高くないため山頂付近まで樹林帯ですが、山頂一帯は溶岩の地面が剥き出しになっています。
頂上広場で小休止し、北峰に向かいます。北横岳はピークが2つあるのです。
歩いて5分ほどで北峰山頂(2,480m)。北側を眺めると蓼科山が鎮座します。
蓼科山(2531m)です。こちらも幼少時にファミリー登山した思い出の山です。山頂は広大で平ら。どこが山頂かわからない、大きな岩がゴロゴロ転がっていて賽の河原のようなところでした。
北峰山頂で周囲の山の眺望を楽しんだあと下山です。
立ち枯れの木が一列に並んでいますが、これが縞枯れ現象です。山の自浄作用とも木々の世代交代ともいわれていますが、この現象が発生するメカニズムはまだ解明されていません。縞枯れ帯は徐々に山頂に向かって動いているのだとか。このあたりは珍しいこの縞枯れ現象を観察できる絶好の場所なのです。
下山途中に立ち寄った「七ツ池」。標高2,370mの高所にある池です。
下山は楽ちん、約40分ほどでロープウェイ山頂駅に到着。
縞枯れを眺めながら、また遠く南八ヶ岳の峰々を眺めながら北横岳に別れを告げます。
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