「太宰府天満宮・境内巡り」撮影 2015年2月20日
DAZAIFU TENMANGU Shrine, Fukuoka, Japan - Feb.20 2015
|
菅原道真を祀る学問の神様、太宰府天満宮をご紹介します。西鉄「太宰府」駅から参道を5分ほどで入口の鳥居です。青空のもと絶好の参拝日和、名物の満開の梅花を眺めながらお参りしましょう。鳥居の右の建物は案内所。パンフレット等はこちらでいただけます。鳥居をくぐると参道は左に向かいます。
もうひとつの鳥居「中世の大鳥居」をくぐってすぐの赤い橋は「太鼓橋」、心字池に架かる3つの橋の一つ目です。
2番めの橋は「平橋」、最後はふたたび「太鼓橋」。
橋の下は心字池、恋やカモが優雅に泳いでいます。また池に周囲にはクスノキの巨木がたくさん。
橋を渡り終わるともう3つめの鳥居。そのむこうに楼門が見えてきました。
「楼門」です。なお、楼門手前を右に進むと「宝物殿」、「曲水の庭」、「九州国立博物館」、「だざいふ遊園地」と続きます。
楼門手前で右に目をやると変わった動物の像があります。「麒麟像」です。描かれた麒麟はしばしば目にしますが(ビール!)、このように立派な全身像はめずらしい。「徳をもって世を治める王者の象徴」だそうです。1852年に奉納されました。
手水舎で手を清めて楼門に入ります。天井には巨大チョウチン。正面に本殿は間近です。
楼門から中は回廊で囲まれています。にぎやかですね。本殿前には大勢の参拝者が列を作っています。
本殿右手の丸い樹形の白梅は「飛梅」、菅原道真を慕って一夜にして都から飛んできたと伝わる梅で、太宰府天満宮のご神木です。天満宮のシンボルが梅の花となった由縁ですね。境内にはこのほか6,000本の梅の木があるといわれていて、春は梅の名所となっています。境内の梅花はあらためてご紹介しますね。(「太宰府天満宮の梅」はこちら)
お参りしたあと本殿の左側から回廊の外に出ました。そこに待ち構えている超巨大なクスノキ、写生中の女性と大きさを比べてみて下さい。太宰府天満宮には巨樹がたくさんありますが、これは最大のもの。樹齢は1,500年を超えるそうです。
本殿の裏手に出て周囲をめぐりましょう。
このあたり、本殿の真裏に当たります。絵馬がびっしり奉納されています。
また、絵馬の正面にはひょうたんが奉納されていますね。太宰府天満宮には、梅の木の下で「ひょうたん酒」を飲めば難を免れるという言い伝えがあり、厄除け祈願として御神酒と「厄晴れひょうたん」を授与しています。厄が晴れた時はひょうたんをこちらの「ひょうたん掛所」に納めるのです。
ちょうど本殿の真後ろです。ここに2本のクスノキが寄り添うように立っています。「夫婦樟」です。
本殿の右裏手にある「筆塚」です。菅原道真は書家で知られ「書の三聖」のひとり、これにあやかるため古くなった筆記具はこの塚に納めるのです。
「包丁塚」は、料理人が古い包丁を納め、料理に使われた獣や魚の霊を鎮めます。
参拝したこの日、TVの取材でしょうか、中継車が来ていました。また、社務所前広場では「全国梅酒まつり」が開催されていて、多くの梅酒ファンが飲み比べていました。かなりの人気イベントで、入場待ちの長い行列ができていましたよ。マスコットキャラクターの千梅(ちうめ)ちゃん。
入口付近まで戻りました。大切なこれを見逃していました。菅吾道真公の歌碑です。有名な歌、「東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花、あるじなしとて春を忘れそ」が刻まれています。
|