「千本釈迦堂・1月の風景」2019年1月10日 撮影
SENBON-SHAKADO TEMPLE, Kyoto - Jan. 10, 2019 | |
千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)は通称、正式名は大報恩寺。本堂は洛中最古の建物で、国宝に指定されている。 |
北野天満宮や上七軒にほど近い千本釈迦堂(正式名は大報恩寺)に、正月明けに訪問しました。境内の様子をご紹介します。
正月が開けると、次に賑やかなのは節分。それまでの期間、境内は静かになります。名物「阿亀桜」が開花するのもあと2ヶ月後です。(「阿亀桜」が開花したときの見事な様子はこちらから御覧ください。)
千本釈迦堂は京都市内で最も古い木造建築物のある寺院で、1227年の建立です。幾多の戦乱にも耐え、焼けずに残りました。
境内の東側に「阿亀(おかめ)像」があります。本堂の建築で棟梁だった長井飛騨守高次の妻。建築中に長井高次が柱の寸法を間違えて短く切ってしまったところ、阿亀の知恵で回避策を提案し実施します。ところが妻のでしゃばりで本堂が建ったとなると夫の恥、と上棟式の前に自害する、という非愛の物語。
おかめ像の右側に阿亀のお墓、「おかめ塚」があります。のちに高次と阿亀の話を聞いた人々が阿亀の菩提を弔うために建立した宝篋印塔です。
本堂の東側にはいろいろありますね。こちらは布袋尊の像。
またそのずっと奥にはお地蔵さんと思しきものが山積みされています。柵あるので近づいてみることが出来ませんが。
これまでの訪問レポートとして、お腹が暖かくなる(笑)「大根だき(だいこだき)」や、「おかめ福節分会」もありますので、興味ある方はご覧ください。
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