秋葉山(あきはさん)標高885m、山頂には秋葉神社があり、全国に点在する火伏せ信仰の総本社。現在、山頂近くまで車道が通じているが、古来より「塩の道」として、のち「秋葉街道」の一部として、ふもとから山頂の神社に登るの表参道があった。現在は登山道となっている。 |
行程
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秋葉山、下から登った! / zaucatsさんの秋葉山(静岡県浜松市天竜区)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
「秋葉山・表参道を登る」写真集 その1
これまでは上社駐車場からの参拝が多かった秋葉神社ですが、今日は気合を入れて下社から登ります。ルートは古来からの「塩の道」、その後「秋葉街道」、現在は「表参道」と呼ばれているルートで、よく整備されたルートです。標高差は800m。最近は200m前後の登りが続いていましたので、800mは大丈夫かな。
<表参道駐車場を出発>
登山口に至近の「表参道駐車場」に到着。見てください、ピーカン晴れ! 素晴らしい登りが期待できそうですね。駐車場は平日にもかかわらず半分以上埋まっていました。休日は満車になるそうです。人気のコースなんですね。
ここを右に入ると秋葉山表参道です。この道は古代からの「塩の道」あるいは「秋葉街道」、信州まで通じる古道です。近世は秋葉信仰のブームにより「秋葉詣」の道として栄えました。では由緒ある道を登り始めます!
秋葉街道とは> 掛川の宿(あるいは浜松の宿)と信州諏訪湖を結ぶ延長220kmの古い街道。縄文時代からあり、かつては「塩の道」とよばれ太平洋の塩を内陸部に運んだ。江戸時代に入って秋葉山三尺坊に詣でるために使われた道。おおむね国道152号線に沿っているが、南部は山中を通り、現在でも車は通れない。
真っ赤な「九里橋」を渡って進みます。このあたり「坂下」と呼ばれる集落。かつての「秋葉網で」で栄えたふもとの街です。昔は宿やお店がたくさん並んでいたのでしょうね。
表参道の最初の石畳が一番きついのではないでしょうか? すごい勾配。
民家の横、石畳を登ります。歩きにくいなぁ(汗) この道は、古くは「塩の道」、武田信玄の時代は「秋葉街道」と呼ばれていました。
<秋葉寺里坊>
秋葉寺(秋葉三尺坊大権現)の里坊を通過。海抜160m。
ここから本格的な登りとなります。
海抜200mを通過。登山開始から20分。
一定間隔で石灯籠が立っています。秋葉詣が盛んだった頃、ロウソクが灯ったのですね。参道には灯籠以外にも道標など色んなものがあるので飽きることがありません。
海抜318mを通過。登山開始から40分。
海抜400mを通過。登山開始から50分。超スローペース、後ろからくる登山者にどんどん抜かれていきます(汗)。
最初のベンチを通過。
快調に登っていきます。
<富士見茶屋跡>
海抜500mを通過。登山開始から1時間10分。
「富士見茶屋跡」に到着。登山開始から1時間20分。
江戸時代中期から戦前まで、ここ秋葉街道の往来が盛んだった頃、街道沿いには宿屋や茶屋がたくさんあったそうです、ここ「富士見茶屋」もそのひとつ。最後まで営業していた茶屋です。残念ながら火災による消失のため昭和18年に茶屋の幕を閉じたそうです。その後も建物を再建し、ここに住み続けられたそうですが、高齢のため昭和62年に山を降りられたそうです。
「四の鳥居跡」を通過。登山開始から1時間25分。
「子安地蔵尊」を通過。登山開始から1時間30分。安産のお礼に奉納されているヒシャクはみな穴が空いています!
<展望ベンチ>
鉄塔が見えました!
海抜560m、「鉄塔の休憩所」に到着。登山開始から1時間35分。ここで小休止し、富士山を眺めます。
富士山は見えましたが、雪をかぶってない黒い富士山。
海抜600mを通過。登山開始から1時間40分。
「信玄岩」を通過。武田信玄はこの岩(赤い鳥居のうしろ)の上に立って、向かいの山「光明山」に陣を構える徳川家康に弓を射たそうです。三方ヶ原の戦いの前のこと。
分岐点にある「土佐坂」の標識を通過。昔むかし、土佐の殿様がここを通過するときに、あまりにも険しい坂道のたけ巻道(新道)を作ったそうです。現在の表参道は右の新道を進みます。
海抜704mを通過。登山開始から2時間ちょうど。
<秋葉寺>
秋葉寺(しゅうようじ)の山門に到着しました。
広い境内を進むと、正面に本堂、右に開運大黒天。往路は通過します。参拝は帰路で。
秋葉寺の寺務所を過ぎたところで真新しい建物を発見。新築された公共トイレです! 当然、内部の設備は最新、なんと屋内は暖房されていました!
秋葉寺を過ぎて秋葉神社が近づいてくるにつれて杉の巨木が現れ始めます。とにかく大きいです。
海抜800mを通過。登山開始から2時間25分。
あと一息。。。
<秋葉神社上社>
工事の看板が現れました。秋葉神社で最も古い建造物「神門」は現在、解体修復中でした。
上社の境内が見えました!
秋葉神社上社に到着です。登山開始から2時間35分でした。途中で撮影のために立ち止まった時間や休憩時間を差し引けば、歩行時間はおよそ2時間ほどでした。
さっそく参拝します。新型コロナ対策のため、現在、手水舎の水はなく、アルコールと火打ち石で手を清めます。
さわやかな青空のもと、参拝します。
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