甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)は、南アルプスの北端に位置する独立峰で、標高は2,967m。古くより信仰の対象となっており、神社の祠が点在する。黒戸尾根登山道は日本三大急登に数えられるハードなコース。日本百名山に選定されている。 |
行程
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「黒戸尾根から甲斐駒ケ岳へ」写真集 その2
これまで遠くからその威容を眺めるだけだった憧れの甲斐駒ケ岳、はじめての挑戦です。それも難コースの黒戸尾根から。未明に竹宇登山口を出発し七丈小屋まで。翌日、山頂を目指す予定で登山開始します。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆。)
<七丈小屋から山頂へ>
七丈第二小屋の脇に設けられた階段から頂上を目指します。10時54分スタート!
ダケカンバの黄葉が青空に映えます。
振り返ると、遠く八ヶ岳の主峰を仰ぐことができました。
もう少しで八合目。
<八合目>
小屋を出発して40分ほどで八合目です。ドーンと甲斐駒山頂が現れました。
鳳凰三山、そのうしろに富士山!
目指す甲斐駒をズームしました。ここから山頂まで急登が続きます。
ほぼ垂直の花崗岩の登り。先人たちにより足がかりが丸く窪んでいます。
山頂が遠く見えます、、、。
こんなところもあります。
まだまだきつい登りが続きます。小屋を出発してここまで60分。
岩の上に立つ剣、黒戸尾根ルートの名所の一つです。むかしむかし、修験者が岩の上にこの2本の剣を立てたそうです。雲海の上に浮かぶ鳳凰三山と富士山、そして甲斐駒ケ岳を望む見晴らし抜群の岩の上にたてば、ある境地に達するのでしょうね。
頂上が大きく見えてきました。
山頂には西側を巻いていきます。
頂上の手前に駒ケ岳神社の本社があります。
<甲斐駒ケ岳 山頂>
あれが頂上でしょうか。祠が見えます。
到着です。山頂です。小屋を出発して1時間40分。
ついに念願の甲斐駒ケ岳(2,967m)の登頂を果たすことができました。しかもピーカン青空、抜群の眺望です。
ここからぐるっと時計回りに一周、大展望をご覧ください。
南東> 左に富士山と鳳凰三山、右に北岳と間ノ岳。日本のNo.ワン、ツー、スリーが同じフレームに入ります。
南西> 仙丈ヶ岳。北沢峠はガスの下。
西> 岩のうしろに遠く中央アルプス。標識が立っていますが「この先危険」だそうです。鋸岳に続く稜線は超難関コースですからね。
北西> はるか彼方ですが。乗鞍岳と穂高岳、槍ヶ岳など北アルプスの名峰が見えています。
北> 八ヶ岳です。
<下山>
山頂にすっかり長居をしてしまいました。下山を開始します。なお、甲斐駒ケ岳はヘルメット着用必須ゾーンとなっています。
下山です。
山頂直下にある北沢峠への分岐点。黒戸尾根ルートと北沢峠コースはここで合流します。
(2枚前の写真)稜線の先端まで降りてきました。石柱や剣など、奉納物のオンパレードですね。/P>
すべて絵になります。どんどんシャッターを押します。
こんな景色がずっと続くのでなかなか前に進めません(笑)
甲斐駒を振り返って。
登りでも撮影した構図、またまた撮影します。
二本の剣が陽を浴びて輝いています!
下りは早い。もうここまで下山しました。山頂が小さく見えます。
鎖が連続してきました。景色に見とれないように、気を引き締めて下山します。
<八合目まで下山>
八合目まで戻ってきました。
ここは東に向かって視界がひらけ、富士と鳳凰三山を正面に望むポイント。明日はここでご来光を拝むことにしよう!
八ヶ岳
<七丈小屋>
テント場まで降りてきました。ここは鳳凰三山が望め、季節によってはご来光も拝める絶好の立地ですね。
七丈小屋に帰着。今日はここに宿泊します。第2小屋の裏手は紅葉が始まっています。
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