西穂高岳(にしほだかだけ)は、穂高連峰の南端の岩峰、新穂高温泉からロープウェイを利用すれば比較的楽にアプローチできるが、山頂までは10のピークを超えなければならない厳しいコース。 |
行程
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「西穂高岳」写真集 その2
昨年春にも登頂を試みた西穂高岳、前回は時間がなくてピラミッドピークまでで涙をのみました。今回は山頂を目指します。下山後、西穂山荘に一泊し、2日目はできれば焼岳にも足を伸ばしたい。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆。)
<チャンピオンピークへ>
ピラミッドピークに登頂後、次のピークに向けて進みます。8峰から7峰の間は飛騨側が深く切れ落ちたリッジです。東側は深いハイマツ帯ですので、リッジ頂点にルートを取らざるを得ない。
ガスで前方が見えない。
7峰の登り。みなさん、這いつくばって登っています。両手を駆使しますが、それほど難しくない。
7峰の頂上部は飛騨側を巻いて行きます。
7峰から眺める6峰, 5峰, 4峰。6峰は低くて平ら、小さく「6」の数字が見えています。5峰は尖ったピーク、左に巻いていきます。そして大きくて頂上が平らな4峰がチャンピオンピーク。
6峰です。ガスがどんどん深くなって、5峰がかすんできた。
5峰です。飛騨側に巻いて通過します。
チャンピオンピーク(4峰)を通過!
<西穂高山頂へ>
3峰も巻道です。
2峰(巻道)を通過! 主峰が見えてきました。
主峰(山頂)目指して最後の急登を登ります。
西穂主峰の最後の急登を振り返って見下ろしました。列をなす下山の皆さんに道を譲りました。かなりの勾配なので両手を駆使して降りています。
ついに主峰(西穂高岳の山頂)に到達です!
<西穂高岳からの眺望>
西穂の山頂です。昨年は登頂できませんでしたが、ついに念願の登頂を果たしました!
ところが、、、ガスに覆われて、、、なにもみえなーーい(涙)。一瞬のガスの切れ目を期待して、しばらく頂上に留まることにしました。
しばらく待っていたところ、一瞬ガスが高くなりました。登山者が立っている右方のピークは「P1」。そのむこうはジャンダルム? いや間ノ岳でしょう。ここから先が西穂から奥穂への縦走路の核心部、最上級者のみが立ち入ることができるエリアです。天狗岩から先、ジャンダルムも奥穂高岳もガスに覆われて見ることはできませんでした。
梓川と岳沢が見渡せました。
登ってきたルートがほぼすべて見えています。2峰、3峰、チャンピオンピーク(4峰)、5峰、6峰、7峰、ピラミッドピーク(8峰)、そして独標(11峰)がその左に。上高地の赤い屋根は帝国ホテル。
拡大し、各峰を確認しました。なお10峰は不明瞭、9峰は8峰の陰で確認できませんでした。
<西穂高岳から下山>
ガスが晴れるのを待って山頂に長居をしてしまいましたが、下山を開始します。登ってきた10の峰を逆にたどります。
2峰あたりのトラバース。
3峰付近。それにしてもたくさんの登山者ですね。
何峰かな?
岳沢が見渡せます。岳沢小屋も見えます。紀美子平への登山ルートもかすかに見えますね。
良いながめ。。
<たぬき岩>
6峰の付近、岩に白ペンキで「たぬき岩」と書かれています。
矢印の方角を眺めると、なるほど、これが「たぬき岩」ですか!
7峰。
8峰。
独標を下に見下ろします。高度感がありますね!
独標。
丸山。
西穂山荘の直前で雨が振り始め、皆さん急いでいます。
<西穂山荘>
山荘に帰着したのは午後2時です。残念ながら小屋の名物「西穂らーめん」は終了していました。写真は、替わりに頂いた「おでん」。食後、部屋に入って疲れを癒やしました。
休憩後、外に出てみると雨もやんでいて、山荘の前には多くの登山者が集っていました。
夕食は5時半から。豪華ですね! コロナ対策として透明アクリル板でパーティションで隔てられています。
食堂の様子。
食後、外に出てみると霞沢岳も姿を表しました。明日は天候次第ですが、焼岳に登るか、あるいはまっすぐ上高地に下ります。
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