西穂高岳(にしほだかだけ)は、穂高連峰の南端の岩峰、新穂高温泉からロープウェイを利用すれば比較的楽にアプローチできるが、山頂までは10のピークを超えなければならない厳しいコース。 |
行程
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「西穂高岳」写真集 その3
昨年春にも登頂を試みた西穂高岳、前回は時間がなくてピラミッドピークまでで涙をのみました。今回は山頂を目指します。下山後、西穂山荘に一泊し、2日目はできれば焼岳にも足を伸ばしたい。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆。)
<第二日目 西穂山荘から上高地へ>
早朝の西穂山荘からの眺め。焼岳のモルゲンロート! 紅色に染まっています!
そして東の空と霞沢岳。
山荘の朝食です。朝食タイムは5時半から。
本日の天気予報によると、昼頃には稜線上が雲に覆われるとのこと。快適な山行は望めないため、焼岳の登頂は諦め、まっすぐ上高地に下りることにしました。
下山開始。はるか下に見える上高地は白くモヤがかっているようです。霞に浮かぶ大正池を見ることができるかな?
下山路の両側は花でいっぱい! ピンク、青、白、黄色、色とりどりです。
上高地への下山路はずっと樹林帯です。
樹林に浮かぶ焼岳。
西穂山荘から10分程下ったところ、上高地と焼岳への分岐点です。上高地には左へ進みます。
木々の間から、前穂と明神岳。かなり雲が湧いています。
木々の間から、六百山。
西穂山荘を出発して約1時間、霞がたなびく上高地が近づいてきました。
稜線のギザギザが特徴的な霞沢岳。
<上高地散策>
下山開始から1時間40分ほどで上高地の「西穂高岳登山口」に到着しました。田代橋にほど近い場所です。
梓川の左岸散策路を大正池に向かって進みます。田代橋から奥穂、前穂、吊尾根が望めました!
ズームアップ。左から、コブ尾根の頭、ロバの耳、馬の背、少しなだらかな稜線の先には奥穂高岳。ジャンダルムはコブ尾根の頭に隠れて見えません。
逆方向を見ると、焼岳!
早朝の気持ち良い上高地散策。梓川左岸を進みます。
ほどなく田代湿原。ここまで来ると西穂の稜線が望めます。西穂山頂はガスの中、独標へ続く広い稜線は見えています。
田代池。
<大正池にて>
大正池までやってきました。水面に映る青空に焼岳が浮かびます。目のさめるような光景!
水面の「かすみ」が幻想的!
<引き続き上高地散策>
散策路を河童橋まで進みます。
田代橋。
河童橋が近づいてきました。
<河童橋>
河童橋に到着。朝が早いためでしょうか、まだ観光客もまばらです。
河童橋から下流を眺めます。正面に焼岳の勇姿。
河童橋から上流を眺めます。天気予報通り、穂高の稜線はガスに覆われました。
<花鳥虫月>
今回の山行途中に出会った、花、鳥、虫などをまとめてご紹介します。
新穂高ロープウェイの山上駅「西穂高口駅」付近で見かけた背の高い菊のような花。シロヨメナ(白嫁菜、キク科 シオン属)かな?
たぶんハクサンボウフウ(白山防風、セリ科 カワラボウフウ属)。西穂山荘への登山道脇にて。
ヤチトリカブト(谷地鳥兜、キンポウゲ科 トリカブト属)。西穂山荘のまわりにたくさん自生しています。
イワギキョウ(岩桔梗、キキョウ科 ホタルブクロ属)。西穂高岳の山頂に近い3峰と2峰の間で。
たぶんイワヒバリ。西穂高岳山頂にて。
ハクサンボウフウ? 西穂山荘から上高地への下山道にて。
サラシナショウマ(更科升麻、キンポウゲ科 サラシナショウマ属}。西穂山荘から上高地への下山道にて。
アキノキリンソウ(秋の麒麟草、キク科 アキノキリンソウ属)。西穂山荘から上高地への下山道にて。
クサボタンの種子(草牡丹、キンポウゲ科 センニンソウ属)。上高地、梓川左岸の散策道にて。
ヒメキマダラヒカゲ。上高地、梓川左岸の散策道にて。
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