平標山(たいらっぴょうやま、標高1,984m)と仙ノ倉山(せんのくらやま、標高2,026m)は谷川連峰の西端に位置する。広大な稜線は眺望に恵まれ、高山植物のお花畑を楽しめる。 |
行程
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「花の平標山から仙ノ倉山へ」写真集 その1
谷川連峰の最高峰、仙ノ倉山に初挑戦です。「松手山コース」から登って平標山へ。広大な稜線を仙ノ倉山まで往復します。下山は。平標山の家を経由し平元新道で。松手山から平標山、仙ノ倉山への登山道はチシマザサに覆われ、なだらかなで広大な稜線と相まって抜群の展望が楽しめます。人気の登山コースです。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆)
<登山口駐車場>
国道17号線沿いにある「平標山登山口駐車場」(有料 ¥600)に到着しました。収容台数は150台ですが、すでにかなりの車が停まっています。人気の山なんですね。
トイレ完備、靴洗い場のある駐車場です。「松手山コース」の登山口へトイレの左脇に進みます。
登山口です。登山計画書を出して(実はすでにオンライン提出してあります)、さあ、出発! 最初の目標地、松手山まで約2時間のコースタイムです。
<登山口から鉄塔まで>
駐車場からこの標識までは平坦な林道でしたが、ここで林道はおわり。これから本格的な階段の登山道が始まります。
最初は樹林帯の登りです。階段はかなり急勾配。
松手山登山道には随所に「合目」標識があるので、この数値を目安にして登りましょう。(10合目が平標山頂上です。)
登るにつれて徐々に樹木の背丈が低くなっていきます。この地方は豪雪地帯であるため偽高山帯を形成し、かなり低い標高で森林限界を超えます。最初の目標はあの鉄塔。
「三合目」の手前で見つけた「ホタルブクロ」
ソバナ(岨菜、キキョウ科ツリガネニンジン属)。まぎらわしいですが背景の葉はカエデ。ソバナの葉ではありません。
シモツケソウかな?
1時間弱で鉄塔の横を通過します。ここは「 四合目」、登山路はすでに笹原になっています。
<鉄塔から松手山へ>
ふもとの視界がひらけました。苗場スキー場がはるか下方に見渡せます。
標高が上がるにつれ、高山植物が増えてきました。平標山は花の百名山に選ばれていますからね。多くの高山植物が期待できそうです。
これはミヤマカラマツ(深山唐松、キンポウゲ科)。類似種のカラマツソウとは葉の形状が違います。
これもミヤマカラマツ、淡紫花タイプ。
コオニユリ(小鬼百合、ユリ科 ユリ属)。これは葉が互生していますが、輪生すれば類似種のクルマユリ。
シナノオトギリ(信濃弟切、オトギリソウ科 オトギリソウ属)あるいはミヤマオトギリ(深山弟切草)
これは何の実?
沼のような登山路、今年の長雨のため乾く暇なく、ぬかるんでいます。
広い稜線を進みます。まもなく松手山のピーク。平標山はガスがかかっています。
タテヤマウツボグサ(立山靫草、シソ科 ウツボグサ属)。漢方に使われる薬用植物で、数多くの別名があります。「ウツボ」は魚ではなく、武士が弓矢を入れて背負う「靭(ウツボ)」に似ていることから。
キオン(黄苑、キク科 キオン属)、松手山の手前で。
オニアザミ(鬼薊、Cirsium borealinipponense、キク科 アザミ属)、花は終わりかけている。
<松手山山頂>
大勢の人がいます。ここが松手山山頂かな。
松手山の山頂でした。標高は1,614m、
ここで小休止です。
山頂から歩いてきたルートを振り返りました。この付近、シモツケソウのお花畑。
続く
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