平標山(たいらっぴょうやま、標高1,984m)と仙ノ倉山(せんのくらやま、標高2,026m)は谷川連峰の西端に位置する。広大な稜線は眺望に恵まれ、高山植物のお花畑を楽しめる。 |
行程
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「花の平標山から仙ノ倉山へ」写真集 その2
谷川連峰の最高峰、仙ノ倉山に初挑戦です。「松手山コース」から登って平標山へ。広大な稜線を仙ノ倉山まで往復します。下山は平元新道で。平標山の家を経由します。このあたりは豪雪地帯であるため偽高山帯を形成し、かなり低い標高1,600m付近で森林限界を超えます。松手山から平標山、仙ノ倉山への登山道はチシマザサに覆われ、なだらかなで広大な稜線と相まって抜群の展望が楽しめます。人気の小登山コースです。(ヒデ君レポートです。Zaucats代筆)
<松手山から平標山へ>
平標山に向かいます。低木もなくなり、完全に森林限界の上に出ました。登山路も乾燥し、ぬかるんでいません。快適快適!
七合目付近。あのピークが平標山。(と思ったら、実は、平標山の山頂はもう一つ先のピークでした。)
登山道の脇にはますます花が増えてきました。これはシモツケソウ。
ハクサンフウロ(白山風露、フウロソウ科 フウロソウ属)、可憐ですね!
おそらくミヤマアズマギク(東菊、キク科 ムカシヨモギ属)。花弁が幅広ですがバリエーションかな。足の長い虫が花の上に。モエギザトウムシ、、、。あちこちにいました。
ハクサンシャジン(白山沙参、キキョウ科)の見事な群落です。ハクサンシャジンはツリガネニンジンの高山型です。
かなり標高が上がってきました。松手山を振り返りました。
アサギマダラ!
平標山が近づいてきました。
八合目の木の階段です。右側に色とりどりのミニ花壇が見えますね。
ミニ花壇! 背の高い白い花はミヤマシシウド(深山猪独活、セリ科 シシウド属)、ピンクはシモツケソウ。
八合目のお花畑!
色とりどり!
八合目の木道から振り返ります。かなり高度を上げてきましたね。
広々としたライトグリーンの稜線です。平標山の山頂はガスの中。
あと一息!
ヤマハハコ(山母子、キク科 ヤマハハコ属)の群生。
山頂手前、広大な斜面のトラバース。このあたり、九合目です。それにしてもすごい数のトンボが飛んでいますね。アキアカネでしょうか。夏の間は高所で過ごし、秋になって寒くなると下界に降りていくのだそうです。
<平標山の山頂>
平標山の山頂に到着です!
山頂から登ってきた道を眺めました。なかなか良い雰囲気。
平標山、標高は1,984mです。
山頂で見つけたオオヒラタシデムシ。
<仙ノ倉山へ>
雲湧く稜線、仙ノ倉山が待っています。休憩はそこそこに出発! 南からの湿った空気と北からの渇いた涼しい空気がぶつかりあうので、こんな光景に。
広い稜線に、どこまでも続く一本道。
黄色い花が目立ってきましたね。
ニッコウキスゲ、正式名はゼンテイカ(禅庭花、ススキノキ科 ワスレグサ属)です。
広い! 明るい! 異次元の高原です。
道は続くよ、どこまでも♪
木道の先、あのピークが仙ノ倉山かな?
あと少し。
ニッコウキスゲに招かれて、最後の階段。山頂はすぐそこ。
<仙ノ倉山 山頂>
山頂です! 下から見えませんでしたが、すでに多くの登山者が!
山頂で記念撮影。
山頂で見つけたキオン(黄苑、キク科キオン属)
さらに先を眺めますが、谷川岳方面はガスに覆われて見えませんでした。
続く
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