称念寺(しょうねんじ)、通称「ねこ寺」と呼ばれています。寺之内の住宅地の中にある小さな寺院です。
1606年、開基嶽誉上人が松平信吉公の帰依を受け建立。三代目住職の時、寺領も途絶え貧しい生活となりましが、飼っていた可愛い猫を手放すことはありませんでした。
ある日托鉢から帰ってくると、美しい姫が優美な衣装を身にまとって舞っていたが、その影が猫だったため愛猫の化身だと気づき、腹を立てて猫を追い出してしまいました。
数日後、愛猫が夢枕に立ち「明日やってくる武士をもてなせば寺は復興する」と告げました。翌朝、寺を訪れたのは松平家の武士でした。以後松平家と復縁した寺は以前にも増して栄えたそうです。
以来、称念寺はねこ寺と呼ばれるようになりました。
庵主さんに無理なお願いして、こちらの飼い猫(なんと18歳)みいこちゃんに対面させていただきました。
かわいそうに、持病が悪化し自ら歩けないんだそうです。とてもかわいい猫ちゃんでした。
・[398] 絶景かな! 京都そぞろ歩き「上京区」ページに
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