勧修寺の初夏は様々な花によって彩られます。梅雨から夏にかけては観光客の少ない季節、静かに花を楽しむことか出来ます。

門を入ってすぐ右手は宸殿です。今日は入り口が開け放たれていました。

宸殿の正式名称は「明正殿」、今日は開放されていますね。上がって見学してもいいのでしょうか。

最初に眼に入るのは、鮮やかな紫色のアジサイです。青紫色の花の種類に統一されているようです。


本堂の前に半夏生の畑があり、緑と白色のツートンに埋め尽くされていました。


境内中央は「氷室池」です。平安時代の1月2日、ここに張った氷を宮中に届け、その厚さによってその年の五穀豊穣を占ったことから氷室池と呼ばれることになったようです。湖面には睡蓮がちらほら咲き始めています。奥に見えるのは半夏生。



池の前には「観音堂」

中に祀られている観音様はモダンな様相ですね。

氷室池にはもうひとつの花、ショウブが咲き始めていました。


気になる看板、池を周回する道の入口2か所に設置されています。

池の真ん中にある島の木々にはアオサギが住み着いていて、いくつもの巣が確認でき、そこに何羽ものアオサギが巣を守っています。奥に入って行くと、このサギたちに襲われるということでしょうか? これまで何度も池を周回しましたが、アオサギに襲われたことは(運良く)一度もありません。

池に映る観音堂、

入口の門の脇にはタイサンボク、大きな花が良い香りを放っていました。

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