「有栖川宮旧邸」特別公開

2013年11月2日 撮影
ARISUGAWA-NO-MIYA Palace, Kyoto - November 2, 2013
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有栖川宮旧邸(ありすがわのみやきゅうてい)、有栖川宮は世襲四親王家(伏見宮、桂宮、有栖川宮、閑院宮)のひとつ、1923年に絶家となるまで邸として使用ののち旧京都地方裁判所長の宿舎として2007年まで使われた。書院造りの3つの棟で構成される。現在、平安女学院の所有、国の登録有形文化財。庭園は第11代小川治兵衛の作庭。
 ・京都市上京区烏丸下立売北側 map
 ・TEL 075-414-8155
 ・地下鉄「丸太町駅」下車徒歩3分
 ・通常非公開、春と秋の特別公開あり
 ・駐車場 京都御苑中立売駐車場を利用

有栖川宮旧邸は烏丸通、地下鉄「丸太町駅」から3分ほど上がったところです。いつも京都御所の一般公開に合わせてこちらも公開されます。この門はもと三井一族の総長三井高保氏が1912年、邸宅の表門として建造したもの。その後裁判所が購入し、この地に移築しました。「青天門」とよばれています。

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この建物は、建礼門前にあった有栖川宮邸の一部。こちらに移築されたのだそうです。家の主が東京に移転した後のことです。ここは現在「有栖館」とよばれ、平安女学院の茶道や華道の授業、あるいは市民講座の場所として使われています。その前は、京都裁判所長宿舎として2007年まで使われていました。

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書院造の建物、客間棟です。

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ここには能舞台(この板の間)があります。音がよく響くように床下には大きなカメが置いてあるそうな。水琴窟の原理ですね。

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客間に面している庭は十一代目小川治兵衛の手によるもの。2009年の作庭です。

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玄関棟、住居棟、客間棟に囲まれた中庭です。

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幕末の京都御苑の地図です。有栖川宮邸は御所の南側にありますが、それ以前は御所の北東角の付近にありました。公家屋敷がずらっと並ぶ中、四親王家のひとつですので広い面積を占めていますね。

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在りし日の有栖川宮のお写真。大正12年に宮家は後継ぎがなくなり断絶しています。

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日本で初めてセーラー服を導入したのが平安女学院、1920年のことです。その時のセーラー服は一番右側。

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大きな枝垂桜は醍醐寺三宝院にあった実生の桜を移植したもの。秀吉が「醍醐の宴」でめでた桜の孫にあたるそうです。開花すると烏丸通の歩道上も飾ります。

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門の扉は杉の一枚板、今じゃ手に入らないものだそうです。

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南側に回って、長屋門です。左右に居住できる部屋と納屋を備えています。

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