知恩寺・除夜の鐘と大念珠繰り

2011年12月31日 撮影
Chionji Temple, Kyoto - December 31, 2011
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知恩寺(ちおんじ)、浄土宗七大本山のひとつ、通称「百万遍」。山号は長徳山。本尊は阿弥陀如来。
平安時代前期に円仁が創建したと伝えられる。1331年に疫病が大流行したとき、円空上人が、後醍醐天皇の命により7日間にわたって念仏を百万遍唱えたところ疫病は治まったことから、後醍醐天皇より百万遍と云う寺号を賜ったと伝えられている。もとは相国寺の場所にあったが、1382年、相国寺が創建され一条小川に移転した(元百万遍町)。1592年、秀吉の命により寺町土御門に移転、さらに1662年、現在地に移転した。
 ・京都市左京区田中門前町103 map
 ・TEL 075-781-9171
 ・市バス「百万遍」下車すぐ
 ・駐車場 東山通り沿いに知恩寺駐車場あり 有料

大晦日の除夜の鐘、今年は知恩寺に参加しました。鐘つきに先駆け、本堂内で「大念珠繰り」が行われます。境内に到着したのが11時過ぎ、境内は人気がなく静まり返っています。事前情報だと11時から整理券配りが始まるとのことでしたが。

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ネットに掲載されていた開始時刻情報が間違っていてのか、すでに本堂内では「大念珠繰り」が始まっていました。

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本堂内は暗くて大念珠はよく見えませんが、読経の雰囲気を音で味わってみてください。



大念珠繰りが終わると念珠の片付けです。なにしろ重量が320Kgあるそうです。たくさんの紐をかけて「せーのー」で同時に引き上げます

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大晦日の法要が営まれ、最後に大住職様によるひとことメッセージ。そしていよいよ除夜の鐘つきです。

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先着150組には整理券が配られており、順番に撞いていきます。鐘楼の前で甘酒の接待。整理券がもらえなかった参拝者も、その後にもれなく撞くことができます。

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最初は知恩寺の住持ほかによって撞かれます。

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「ごぉぉーーーーーーん」

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続いて一般参拝者によって突かれます。数名づつ。なにしろ撞木(しゅもく、鐘をつく棒)が大きいのでお寺の方のサポート付き。

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1時前まで(整理券の80番くらいまで)除夜の鐘を聞いていましたが、明朝初詣もあるので百万遍の交差点でタクシーを拾い、帰路につきました。帰着した宿泊先ホテルのロビーに飾られていたお正月の生花。1月1日深夜1時。

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