奈良、唐招提寺、2月の参拝風景です。この日は天候に恵まれず、どんより曇り。写真コンディションはよくありませんでした。観光客に天候の選択は許されません(汗)。ベストを尽くしましょう(笑)。
久しぶりの参拝です。南大門で拝観受付を済ませまっすぐ金堂に向かいます。参拝者は、海外からの観光客比率がかなり高くなっているように思えました。
国宝・金堂です。平成の大修復が行なわれた当時、唐招提寺はなにかと話題に登りましたが現在は落ち着きを取り戻しているようです。(金堂の大修復は1998年にスタートし、2009年に完成)
中央の小さな建物は「鼓楼、左は「講堂」どちらも国宝。右は「礼堂(らいどう)」重要文化財です。
「講堂」です。平城宮の東朝集殿を移築したもの。中に祀られているのは大きな弥勒如来坐像。
こちらは「御影堂(みえいどう)」の入口。公開されていません。
御影堂には国宝「鑑真和上坐像」が祀られています。建物自体はもと興福寺の一乗院宸殿で、明治以降、県庁や裁判所として使われていましたが、1964年、こちらに移築され御影堂となりました。
礼堂を囲む土塀の脇を通って金堂に戻ります。
唐招提寺の主要な4つの建物がすべて見渡せる場所にて。21世紀に入り、唐招提寺は本堂である金堂の大修復を終えました。これからしばらくの期間は静けさを取り戻すことでしょう。「しばらく」といっても、今後数百年間ですが。気の遠くなるような長い歴史の中にある唐招提寺でした。
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