一乗寺の詩仙堂です。狸谷山への上り坂の途中に開く小さな門。ここは寺院と言うより山荘です。
ここを創建した石川丈山は江戸時代初期の武士ですが、大坂夏の陣の後、武士をやめて妙心寺に入りました。
儒学を学び文武に優れたため幾度も士官の声がかかりましたが、すべて断って1641年、一乗寺に「凹凸■」(おうとつか、詩仙堂)を造営してこもり90歳で没するまでここで隠棲生活を送りました。(■は穴かんむりの下に果)
ではいよいよ庭園に降りてみましょう。建物の上にみえるのが「嘯月楼」。
これが有名な、いろいろなところで取り上げられている「詩仙堂の鹿威し(ししおどし)」です。石川丈山が考案したものだとか。
池の周りに植栽された「半夏生(はんげしょう)」。
桔梗も。
これは何でしょうか???
境内の隅にあった溜池にはモリアオガエルの鳴き声。池の上に覆いかぶさるカエデには白い卵が見つかりました(矢印)。手前に白く見えるものは消火訓練のホースです。
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「詩仙堂」 これまでの訪問レポート
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