唐松岳(からまつだけ)、標高2,696m、北アルプス、後立山連峰の中央に位置する。八方尾根から容易にアクセスでき初心者に人気。日本三百名山。 |
行程
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登山記 一日目
まだ薄暗い白馬村バスターミナルに夜行バスで到着。ゴンドラリフト「アダム」の運行開始までまだ時間があります。しばし休憩です。正面に五竜岳が見えています!(ひで君レポート、zaucats代筆)
<白馬村から八方池山荘まで>
休憩している間に夜が明け、山々に朝日が当たり始めました。白馬三山が赤く染まっています。
そして五竜岳も。オリンピックのジャンプ台も見えますね。
動き出したゴンドラと2本のリフトを乗り継ぎ、八方池山荘(1,830m)まで登ります。ゴンドラを降りたところからみた白馬三山です。絶好の晴天!
リフト乗り場に向かいます。後ろに見えるのは2週間前に登った鹿島槍、そして、これから登る五竜岳。
<八方尾根の登り>
八方池山荘に着きました。唐松岳を目指して登り始める前に、もう一度大パノラマを撮影。朝、時間が早ければ早いほど空は蒼いですから。白馬三山です。左から、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。
鹿島槍と五竜岳です。八方尾根はホントに見晴らしがよく、広々としていて気持ちがいい。標高の割に高木がないからですね。(遠見尾根は同じ標高でも高木に覆われています。)
八方尾根の南尾根ルート(五竜岳が見える側)には近年、新ルートが作られました。木道が敷かれ初心者にも登りやすくなっています。
一方、北尾根ルート(白馬三山が見える側)は、従来からのガレた登山路です。
ここから、今回の山行で見つけた高山植物をいくつか。八方池山荘から少し登ったところに生えていました。
これも八方池山荘の上部にて。
登っていくに従って八方尾根には次々に合計6つのケルンが現れます。
1. 第一ケルン(1,820m) 八方池山荘の近く
2. 石神井ケルン(1,974m) 別名「八方山ケルン」
3. 第二ケルン(2,005m) 別名「息ケルン」
4. 八方ケルン(2,035m)
5. 第三ケルン(2,080m) 八方池を見下ろす場所にある
6. 丸山ケルン(2,430m)
八方池山荘を出発して30分ほど、木道道と従来道の合流ポイント(トイレがある)を過ぎると現れる「第二ケルン」です。別名「息(やすむ)ケルン」。昭和12年12月26日、猛吹雪の中、西坂息さんが遭難。翌年、慰霊のため親御さんが建造されたものです。
「八方ケルン」。まるで人の顔のよう、、、
登山開始から1時間45分ほど。浮かんだ雲がおもしろい! 目線とほぼ同じ高さですね。左に降りる階段が見えますが、降りたところが「八方池」です。
<八方池>
「八方池」に到着です。東側から八方池の全景を眺めると、普通の池ですが、、、
南から眺めると、、、八方尾根で最大のハイライト!
なんとまぁ、、、風がなく、水面が鏡のよう!
これと同じアングル、シチュエーションで某新聞の写真コンテストで賞をもらった方がいました。応募すればよかった(汗)。
<唐松岳稜線までの登り>
八方池で小休止の後、再び登り始めます。
登山開始から約2時間、丸山の展望台です。
小休止のあと、稜線に向けて最後の登りです。
唐松岳(左のピーク)が間近に迫ってきました。中央の2つの耳は「不帰ノ嶮 峰」です。「不帰ノ嶮 泄」および「不帰ノ嶮」そのものは峰に隠れて見えません。その右は「天狗尾根」への登り。
左のピークに登りきったところが稜線です。左に回り込んで登ります。
最後の注意ポイント「水平はしご」が稜線直下に見えています。パイプを組んで手すりがありますので大丈夫でしょう。あと一息。
稜線に出ました! 真正面に唐松岳、距離的に僅かです。左下に唐松山荘の屋根が見えました。
<唐松岳稜線からの眺望>
稜線に出れば雲ひとつない快晴の下、360度見渡せます。まず、西を眺めると名峰「剣岳」と「立山」の稜線。なお剱岳の右には富山湾と能登半島が見えています。
手前に唐松山荘。その後ろに五竜岳がそびえます。立山と五竜岳の間に遠く見えているのは、右から、薬師岳、赤牛岳、水晶岳。
雲海の彼方、南東の方角に小さく見える八ヶ岳(左から、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山)と富士山。手前の黒いなだらかな丘は美ヶ原です。その右のちょっと低いピークは車山と霧ヶ峰。
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