「その1」から続きです。「東山手十二番館」の見学を終え、同じ並びにある他の洋館を見学します。
傾斜地の途中の段に建造されているため、道路はすべて坂道。茶色の建物は「昭和会病院」、このあたりの景観によく馴染んでいますね。
手前の建物は「旧斎藤邸」、活水同窓会館事務所として使われているため非公開です。南面がテラスになっている瓦葺き2階建ての洋館。
見終わって元のルートに戻ります。
「東山手十二番館」の前の道をさらに登っていきます。登り切ったところから下を見下ろしました。両側がレンガ壁の石畳の急坂。レンガ壁のレンガの積み方は「フランス積み」と「イギリス積み」の2タイプあるそうですが、この壁はそのどちらにも該当しませんね。
坂を登り切ったところの左を眺めれば「活水学院」の校舎です。
坂を登り切ったところを右に折れると少し道幅が広くなります。左側の側溝を見ると、溝の断面が逆三角形。これを「三角溝」あるいは「オランダ溝」と呼ぶんだそうです。
少し進むと、左手に狭い登り階段が現れました。居留地時代からの古い階段です。登りつめた所に「英国聖公会会堂」があり、教会に礼拝に行く人達が登ったのだそうです。
坂を半分下ったところで正面に「昭和会病院」、そしてヘアピンで右に分岐路がありますが、まっすぐ進みます。
坂の傾斜がきつくなってきました。そこで記念撮影。
かなりの勾配ですね。
人も車も、この坂道の通行は大変だと思いますよ。
ここで左の狭い路地に入って行きます。「東山手洋風住宅群 7棟」があるのです。
テラス付きの2階建て、建物のカラーは統一されています。明治20年代の後半に外国人向けに建造された賃貸住宅だそうです。現在、それぞれの建物は公共団体に利用されていますが、この日は週末だったためほとんど「本日休館」の札が下がっていました。
大変眺めの良い場所。遠くグラバー邸を望むことが出来ました。またすぐ下には「孔子廟」があります。
「東山手洋風住宅群 7棟」の屋根。
最後に、最も傾斜のきついと思われる場所で記念撮影「ハイチーズ!」。
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