「祇園祭・山鉾巡行」(2)

撮影 2011年7月17日
Yamahoko-Junkou (2) Gion Festival, Kyoto - July 17, 2011
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 祇園祭(ぎおんまつり)。八坂神社の祭り、7月1日から1ヶ月かけて行われる。京都三大祭りのひとつ、あるいは日本三大祭りのひとつ。
 平安初期、京都に蔓延した疫病を鎮めるため、卜部日良麿が当時の国の数である66本の矛と神輿3基により牛頭天王を祀って御霊会を行ったのがその起源といわれる。970年から毎年行われ、途中の中断もあるが現在まで続いている。
 山鉾の数は現在は33基(鉾10基、山23基)、いずれも美術品文化財として価値あるもので「動く美術館」とたとえられる。


2011年 祇園祭「山鉾巡行」 四条通その2

「菊水鉾」もやっと出発します。17番です。先頭の長刀鉾が出発して1時間経過、10時でした。左は先に出発する「郭巨山」16番。

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「エンヤラヤー」 菊水鉾の音頭取りは烏帽子に袴姿。手に持つのは扇子ではなく天狗のうちわ(菊の葉)、「福寿海無量」と書かれています。

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菊水鉾の稚児人形は「菊慈童(きくじどう)」に由来します。魏の文帝の勅使が薬水を探しに山に入った時に出会った少年。甘菊の葉の露を飲んで700年生き続けています。

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うちわは表が緑、裏が朱。

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20番「蟷螂山」のカマキリさん。鎌を振り上げ首をかしげ、そして羽根を開くと歓声が上がります。

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22番「岩戸山」は「天の岩戸」の神話に由来します。屋形内には天照大神、手力男命の2体が祀られ、屋根の上には伊弉諾尊。ご神体は3体です。

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23番「船鉾(ふなぼこ)」の装飾はやはり随一。

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10時を回ったところで新町通から後ろ向きに「南観音山」が出てきました。

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辻回しは3回に分けて30度づつ回転させます。音頭取りは通常2名ですが、辻回しの時は車方の2名が加わり4名になります。回転中の左右の安全確保のため。

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続いて「北観音山」も後ろ向きに出てきました。「南観音山」は後ろに下がって「とり」としての出発を待ちます。

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北観音山も辻回し。

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北観音山が出発したのは10時半頃です。

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南観音山が出発したのはなんと先頭から1時間40分後の10時42分でした。長い間おまたせ。

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大きな車輪の両脇に立つ人は進行方向を微妙に調整する役割。手に持っている木の道具を車輪の横に当てて進行方向を微調整します。
そしてロープ沿いに後ろ向きに歩く人はストッパー。いざというときに車輪止めをはさみます。それにしてもストッパーさんはずっと後ろ向きに歩くのでしょうか。

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最後尾の南観音山の後ろにパトカーが付きます。そういえば先頭もパトカーで先導されていました。

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辻回しの時に滑り易くするため竹に水をかけます。そのための桶が四条新町交差点に置かれていました。

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