長崎・グラバー園「旧ウォーカー住宅」

幕末から明治初期にかけての歴史的建造物を集めた「グラバー園」をご紹介します。園内には多くの文化財がありますが、一つ一つを詳細にご紹介するとたいへんな数の写真になりますので、ここでは各建物の詳細をご紹介します。

イギリス人の船長、ロバート・ネール・ウォーカーが1882年ごろに建てた住居です。その後、その次男で「ウォーカー商会」を設立したロバート・ウォーカー・ジュニアが購入し、彼が亡くなる1958年まで住んでいました。

ロバート・ネール・ウォーカーは1874年に来日、日本の海運業の発展に寄与した人です。さらに彼の兄、ウィルソン・ウォーカーは、グラバーとともにキリンビールの前身である「ジャパン・ブルワリ・カンパニー」を設立した人です。

写真、上左がロバート・N・ウォーカー、右がロバート・ウォーカー・ジュニアです。

さあ、中に入ってみましょう。

ロバート・ウォーカー・ジュニアは1958年までここに住んでいたということで建物内部も比較的良い状態で保存されており、家具などが残されています。

「旧ウォーカー住宅」はもと大浦天主堂の近くにありましたが、保存のため1974年にこちらへ移築されたものです。