長崎「グラバー園」Overview撮影 2014年2月15日
GLOVER GARDEN, Nagasaki, February 15,2014
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幕末から明治初期にかけての歴史的建造物を集めた「グラバー園」をご紹介します。幕末、明治維新の志士達とも深い関わりのあった英国商人グラバーが暮らした住居を中心に多くの歴史的建造物を集めたグラバー園です。園内には多くの文化財がありますが、一つ一つを詳細にご紹介するとたいへんな数の写真になりますので、このページでは全体像を{各建物の写真は1枚づつ)ご紹介します。各建物の詳細な写真は個別の紹介ページをご覧ください(一部制作中のものもあります)。
「グラバー園」には「スカイロード」(無料)を利用して北ゲートから入るのが便利です。終始、下り道で楽に園内を回ることができるからです。
「グラバー園 北ゲート」と「スカイロード」の乗り場の位置はこちらです。
スカイロードのエスカレータを降りたところからのすばらしいながめ。長崎の街は山の上まで広がっています。ながめはいいのですが、そこに暮らす方々はたいへんでしょうね。
次に「垂直エスカレータ」に乗り継ぎます。降りたところがすぐに「グラバー園」北ゲートです。
順路に従って園内を巡ります。最初の建物は「旧三菱第2ドックハウス」(1887年建造)。船が三菱造船所のドックに停泊しているあいだ、船員たちが宿泊する施設として作られました。
「旧長崎高商表門衛所」(1905年建造)、長崎高等商業学校(現 長崎大学経済学部)の表門の守衛所です。グラバー園は高台にあるので、園内からは終始、長崎湾と港を眺めることが出来、これが他では味わえない独特の開放感をもたらします。
園内は石畳、順路はずっと下り坂ですからラクチンですね。
「旧長崎地方裁判所長官舎」(1883年建造)、現在は「レトロ写真館」として使われています。多くの観光客が明治初期のハイカラ衣装を着て記念撮影を楽しんでいます。
「旧ウォーカー住宅」(1883年建造)
途中にある休憩所、飲み物や軽食があります。
「旧リンガー住宅」(1868年建造、重要文化財)
「旧オルト住宅」(1865年建造、重要文化財)
「旧スチイル記念学校」(1887年建造)
園内には様々な日本最初があります。これは「日本最初のアスファルト道路」。グラバーの息子、トーマス・グラバーが作ったといわれています。
こちらは「日本最初のテニスコート」の跡、リンガー邸の庭に作られたもの。
「旧自由亭」(うしろの建物)のそばに建つ「西洋料理の発祥の碑」。自由亭は草野丈吉という人が作った日本最初の西洋料理店です。出島で西洋料理を学び、1863年にレストランを開業したのです。
「旧グラバー住宅」(1863年建造、重要文化財) 2月だというのに花でいっぱいの花壇。
「長崎伝統芸能館」、秋の壮大な祭「長崎くんち」に使われる龍や笠鉾などが展示されています。またスーベニアショップもあります。お店を出ると、それがそのままグラバー園の出口につながっています。
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