日蓮宗の大本山、妙顕寺です。本堂の拝観に伺いました。訪問日の時点で本堂の屋根葺き替え工事は終わっていませんでしたので、本堂全体がすっぽり足場で囲まれていまいた。
季節がら満開の枝垂れ桜が迎えてくれました。妙顕寺のしだれ桜は知る人ぞ知る、という存在。大寺院ですが観光寺院ではありませんから。
屋根葺き替え工事は大覚僧正の650遠忌に合わせて実施されたものです。
本堂を拝観するには庫裏から入ります。玄関に入ると若いお坊さんたちが丁寧に応対して下さいました。拝観料は志納です。写真は庫裏から本堂への渡り廊下。若いお坊さんの先導で本堂内に入ります。
お坊さんから妙顕寺の由緒が説明され、そのあといろいろな話に花が咲きました。最後に許可を頂いて本堂内を撮影、たいへんきらびやかですね。
中央が日蓮上人、その下に大覚上人、その左右に日朗聖人(右)と日像聖人(左)が祀られています。日朗、日像聖人は菩薩号を朝廷から賜ったのだそうです。
四隅に立つ四天王、他の像に比べて制作年代が古いように見えました。
以前、天井には狩野養信による龍が描かれていたそうですが、ハトの害により朽ち落ち、現在の形に修復されました。天井にはます目ごとに寄進者の家紋がしるされています。1977年のことです。
どのマスがだれの家紋だかわかるように説明プレートが本堂裏手に掛けられていました。
本堂拝観が終わったあとは自由見学です。方丈前庭は「龍華飛翔の庭」。
方丈正面には「勅使門」があります。
庫裏と客殿の間にある「孟宗竹林の坪庭」
客殿前には「光琳曲水の庭」
拝観を終えて玄関を出るときは寺務所のお坊さん総出で見送って下さいました。また庫裏前の枝垂れ桜も。
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