霰天神山(あられてんじんやま):中京区錦小路通室町西入天神山町。京都が大火にあった時、急に霰が降って鎮火し、小さな天神像が降りてきた、という伝説が由来。
「くじ改め」を見るため地下道を通って堺町通まで移動したため、四条傘鉾を撮影することが出来ませんでした。
太子山(たいしやま):下京区油小路通仏光寺下ル太子山町。聖徳太子が四天王寺を建立する祭、良木を求めて山城国に入り、そこで見つけた大杉により六角堂を建設したことに由来します。
菊水鉾(きくすいほこ):中京区室町通四条上ル菊水鉾町。魏の文帝の勅使が薬水を求めて山に入ったとき出会った、菊の露を飲んで700年生きつづけた少年の話が由来。
「くじ改め」の様子です。四条堺町の関所で「くじ取り式」で引いた順番を決めるくじの通りに来ているかどうか奉行(京都市長)が確認します。山鉾毎に独自のパーフォーマンスがあり、観客の喝采を浴びます。
伯牙山(はくがやま):下京区綾小路通新町西入矢田町。琴を前に斧を振りかざす御神体人形が特徴。中国・晋時代の琴の名手・伯牙が友人の訃報を前に琴の弦を絶つ「知音」の故事にちなんだ山です。
前夜の宵山に撮影した「伯牙」と「琴」の写真です。
山伏山(やまぶしやま)中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町。御神体は山伏の格好をした浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)。八坂庚申堂を建立した人です。
郭巨山(かっきょやま):下京区四条通西洞院東入郭巨山町。貧しくて母と子を養えない郭巨が、思い余って子を山に捨てようしたとき、土の中から金の釜が現れ、母に孝養を尽くした話に由来します。
見送は近年新調された「万葉美人に緋桃と菫(すみれ)図綴錦」上村松篁の作品です。
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