岩戸山(いわとやま):下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町。「くじ取らず」です。日本の神話に出てくる「天の岩戸」に由来します。伊弉諾尊、天照大神、手力男命の3体の御神体が飾られます。
船鉾(ふねぼこ):下京区新町通綾小路下ル船鉾町。「くじ取らず」です。『日本書紀』に書かれた神功皇后の新羅出船に由来します。
船の先頭に「鷁(げき)」と呼ばれる想像上の鳥を飾っています。
北観音山(きたかんのんやま):中京区新町通六角下ル六角町。「上り観音山」とも呼ばれ、後祭りの先頭を行く「くじ取らず」です。楊柳観音像と韋駄天立像が御神体。先頭を行く3名は地元町内の方ではないようです。
楊柳観音像にちなんで大きな柳の木を飾っています。巡行が終わって町内に戻ってきてから、この柳の小枝をちぎって観客におすそ分けします。もちろん厄除けのお守りとして。
橋弁慶山(はしべんけいやま):中京区蛸薬師通室町東入橋弁慶町。名前の通り、五条の橋の上、牛若丸と弁慶が五条大橋で戦う姿がテーマ。
胴掛は「加茂祭礼行列図」、円山応挙の下絵によるもの。葵祭が描かれています。
牛若丸は足駄一本で建っています。
役行者山(えんのぎょうじゃやま):中京区室町通三条上ル役行者町。御神体は役行者のほか、一言主神、葛城女神の三体。役行者が一言主神を使って葛城と大峰の間に石橋を架けたという伝説がテーマ。
宵山に撮影した御神体の三体です。赤外線カメラによるもの。
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