八幡山(はちまんやま):中京区新町通三条下ル三条町。石清水八幡をまつります。歴史は古く、応仁の乱以前の記録に八幡山は登場しています。
黒主山(くろぬしやま):中京区室町通三条下ル烏帽子屋町。謡曲「志賀」のなかで、六歌仙の1人、大友黒主が志賀の桜を眺める様子がテーマです。
鈴鹿山(すずかやま):中京区室町通六角下ル鯉山町。鈴鹿の山で道行く人を苦しめる鬼を退治した瀬織津姫命(鈴鹿明神)がテーマ。大長刀を手に勇ましい女神です。前掛けにはラクダが描かれています。山鹿清華下絵による綴錦「黄砂の道」
浄妙山(じょうみょうやま):中京区六角通烏丸西入骨屋町。宇治橋の上、一来法師が三井寺の僧兵・浄妙の頭上を飛び越して先陣をとった故事に由来します。
前板には数本の矢が突き刺さっていますね。戦いの激しさを表しています。
胴掛は長谷川等伯屏風絵が下絵の「柳橋水車図」です。宇治川の流れを映しだしています。
鯉山(こいやま):中京区室町通六角下ル鯉山町。竜門の滝をのぼる鯉は竜になるとの言い伝えが由来です。
「トロイア王プリアモスと王妃カペーの祈り」、1580年から1620年ごろの間にベルギー・ブリュッセルのニケイズ・アエルツという職工によって作られたものであることが分かっています。
南観音山(みなみかんのんやま):中京区新町通錦小路上ル百足屋町。楊柳観音像と善財童子像がご神体。楊柳観音は、三十三観音の筆頭とされ、姿を変えて、手に柳を持ち薬師観音と同様に衆生の苦難を救います。「あばれ観音」の別名があります。
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